子供の性格特性と適合する集団の大きさについて〜まずは親から〜 – 結婚式ベビードレス/キッズドレス レンタル ドレシャロン

子供の性格特性と適合する集団の大きさについて〜まずは親から〜

 

作業療法士 監修

ある発達障害の20代の男性は、以前はユニット型(個室)のグループホームに入居していたが 他の居住人とトラブルになり退去となった。その後、お家型のグループホームに入居し以前見られていたストレスや精神的不安定は見られず、少しずつ周りの人たちに馴染み始め、少しずつ笑顔も見せてくれ他人を気遣うようにまで成長することができきた。

この理由はと言うと 、まず一つは居住形態が挙げられる。 ユニット型だと職員と話す機会が少ないが、お家型のグループホームであると職員の目が届きやすく、そして会話する回数も増える。

特にこの方が利用したグループホームは事務所が1階にあるため、利用者の居住空間の中に事務所があるため 共有する時間が必然と多くなる形である。

お家型グループホーム職員はこの男性にふざける方法(遊ぶ方法)を教えたり、 笑い方を教えたり、人との接し方を優しく教える場所であったため 、その人の温かみに触れることができて心や認知機能が成長していったのかもしれない。

簡単に言ってしまえば、人が環境さえ適合すれば良くもなるし、適合しなければ悪くもなることが言える。

このことは障害のある人だけに言えることではなく、健常な子どもであっても大いに当てはまる。親が子どもにある事をさせるにも、活動内容や性格特性、親の教育方針、少なからず希望もあったりそれは親それぞれ差異はあるが、子どもにとっての得意な人数、 1対1なのか、4、5人程度の少数なのか、それとも大勢なのかによっても得意不得意も見極めたほうが良い。

1対1であると関係は密で、よほど相性が合えば楽しいであろうが、相性がピッタリ合うというのはなかなかないであろう。大人でさえも一生に2、3人が出来れば幸せだといえる。そこそこ社会経験は出来るが、逃げ場のない空間、クローズドな場合である。

4、5人程度であると関係はある程度は周りの子供と接することができるが苦手な子どもいるとなかなか逃げ場がない セミクローズドな場である。

大勢であると関係は希薄だが好きな相手を選ぶこともできて苦手な相手がいても エスケープすることができる。オープンな場である。

このような集団評価を行いながら子供に適した環境調整を行うのも方法の一つであると思う。

学校であったり、塾であったり、習い事であったり、遊ぶ場であったり、子どもの何かの社会参加させる際には、配慮する点であり、この視点はどの場面でも発動出来るであろう。もし、環境が子どもにとって不適合であるとまず育たないし、多くの無駄な時間を浪費し、子どもの様々な気持ち、考え、認識を歪めさせる恐れがあることに他ならない。